スキップフロアのある間取りは、住まい空間にメリハリがつき快適な家作りになります。
一般的な2階建て、3階建てとは異なる間取りですから、狭小住宅でも開放的に感じられるため人気があるスタイルです。
住まいの空間を広げるスキップフロアとは?
スキップフロアとは、階層をずらして中層階にしたフロアのことです。
1.5階や中二階などとも呼ばれ、空間にメリハリをつける効果があります。
一般的な住まいは廊下や壁で部屋を区切ります。
しかしスキップフロアは段差を間仕切りとして、縦方向に空間を区切ります。
廊下がない分だけ居住面積を広げられますし、上下に視線が抜けるため立体的で開放感ある間取りが特徴です。
住まい空間に取り入れたいスキップフロアの種類
スキップフロアにはさまざまな種類があります。
リフォーム工事が必要なものからDIYで実現できるものまでありますから、目的や予算に応じて住まいに取り入れてみてください。
<小上がり>
小上がりはリビングなどの一角に、一段上げて作られたスペースのことです。
和室を小上がりにすることが多く、小さな子どもがいる家庭ならキッズスペースとして活用したりします。
小上がりの下部は収納場所にできるため、オフシーズンの大きな荷物の保管に便利です。
また小上がりスペースを小さく取り、イスやソファの代替にするのも空間のアクセントになります。
ユニットタイプのものは置くだけで特殊な工事が不要ですから、DIYで挑戦したい方にもおすすめです。
<ダウンフロア>
ダウンフロアは小上がりとは対照的に、一段低く下げた空間を示します。
一般的には腰掛けるのにちょうど良い数十センチほどの段差にし、ベンチのように座れるようにすることが多いです。
ホームパーティーなどで大人数が集まる機会があれば、椅子を用意するスペースや手間も省けて便利です。
和風建築ならこたつとの相性も良いです。
<中二階・中三階>
小上がりやダウンフロアは一段分上げ下げしたものですが、中二階とは上階と下階の間にとった種類のスキップフロアのことです。
1.5階や2.5階とも言われ、たとえば法令で高さ制限がある土地で床面積を確保したいときに有効です。
二階建てしか作れない場所でも、実質三階建てにできるほか、視覚的に広さを感じられる効果があります。
高低差のある土地であれば半地下のようにすることで、無駄のない土地活用が可能です。
また壁や廊下で区切られていませんから、家族とコミュニケーションが取りやすい住まいとなりおすすめです。
まとめ
住まいの空間作りで人気のある、スキップフロアや種類について紹介しました。
家族とのつながりを感じられる、開放的な住まい作りをしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
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