一戸建ては建物と土地を購入すれば、「はい、終わり」ではありません。
税金、保険費用、修繕費といった維持費が必要になります。
ここでは、どこにどれだけ維持費がかかってくるのかを、紹介していきたいと思います。
ご家庭の家計に直結する費用なので、しっかりと把握しておきましょう。
一戸建ての維持費としてかかる税金
まず毎年支払わなければならないのが固定資産税で、土地および建物にかかる税金になります。
1月1日の固定資産所有者に対して、「固定資産評価額×1.4%(標準税率)」で算出された固定資産税が課され、年4回の分割支払いが一般的になっています。
さらに、市街化区域に属する地域には都市計画税が必要になります。
これは都市計画事業や土地区画整備事業にあてられる税金で、固定資産税と一括で納めるかたちになります。
一戸建ての維持費としてかかる保険費用
災害の多い昨今、万が一のための火災保険、地震保険なども必要不可欠な維持費といえます。
損害保険料は、保険会社や補償範囲によって大きく変わりますが、火災保険ですと年間1万円~2万円が平均値となります。
地震保険は火災保険とセットで加入するもので、保険会社によって値段の違いはありません。
一戸建ての維持費としてかかる修繕費
想定外の出費として、意外な落とし穴になってくるのが修繕費です。
マンションの場合ですと管理費、修繕積み立て費として毎月の支払いがあり、それが計画的に修繕にあてられるため年間いくらと計算が立てやすいですが、一戸建てはご自身での捻出が必要になります。
「新築だから」と油断は禁物で、10年も経てば修理が必要な箇所がでてくる場合があります。
木材を使った住宅には、シロアリの問題も見逃せません。
新築も7、8年経てば、シロアリ駆除が必要とされますので「うちはきれいだから大丈夫」と安心せず、毎年1回は床下もしっかりとチェックするようにしましょう。
またキッチンやお風呂、洗面所などの水回りは、経年劣化のスピードが早い場所です。
修繕となると、「もっとこうしたい」と欲がでてくる場所でもありますので、費用がかさみがちになります。
日々のメンテナンスで良好な状態を保てる場所でもありますので、お手入れを欠かさず、無駄な修繕費の出費は極力減らすようにしましょう。
まとめ
家の規模や設備によりますが、30年ほど住むとその維持費は300~1,000万円くらいかかるとされています。
単純計算ですと年間10~30万円ほど、かかってくることになります。
居住年月が長いほど老朽化がすすみ、修繕費も高くなってきます。
特に修繕費は先延ばしにしがちな費用ですので、しっかりと家庭予算に組み込み計画的に行いましょう。
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